山口クリニック質問コーナー

当院について

事前予約は可能ですか?

当日と翌診療日のみ、電話での予約を受け付けております。予防接種と禁煙外来をご希望の方は、専用枠がありますので事前に電話予約を行ってください。

駐車場はありますか?

当院の隣(南側)に10台分の駐車場がございます。

クレジットカードは使えますか?

クレジットカードは取り扱っておりません。

訪問診療は行っていますか?

前医からの紹介状をお持ちになり、一度外来で面談してから行います。

薬のみの処方はできますか?

行っておりません。

就職のための健康診断は可能ですか?診断書を書いてもらうことはできますか。

随時受付けております。検査項目によっては(レントゲンのみの時など)即日診断書をお渡しすることが可能です。

留学のための英文の診断書は書いてもらえますか?

ほとんどの診断書に対応が可能です。予防接種歴の記載が必要な場合には母子手帳を持参して下さい。診断書の内容によっては作成に数日から1週間くらいを要することがあります。

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感染症・風邪

インフルエンザ予防接種はどのくらいの期間有効なの?

防御体である抗体産生まで2週間かかり、およそ5ヶ月間持続します。

インフルエンザ予防接種の効能は?

インフルエンザによる肺炎発症など、命に関わる重篤な病気への進展を防ぎます。インフルエンザ感染を予防する効果はありません。

インフルエンザに罹ったらどの位休まないといけないの?

解熱後2日間かつ発症後5日間は学校を休むよう法律(学校保険法)で決められています。
会社の場合は法律では規定されていませんが、インフルエンザを伝染さないようにするには、同じように休んだ方がいいでしょう。

風邪には抗生物質は効かないの?

本来風邪という病気はなく、主にウィルスによる鼻水・鼻づまり、のどの痛み、咳の症状を起こしている状態をさします。
抗生物質は細菌を殺すものなので、ウィルス感染には効果がありません。

余った抗生物質を別の病気に使ってはいけないの?

抗生物質は感染した細菌や感染した場所によって適切な処方がされています。症状が治まってもまだ細菌は残っているので、余すことなく最後まで決められた量を決められた時間にで飲み切って下さい。
抗生物質を使うと耐性菌という、抗生物質が効きにくい細菌が出来るので、次に抗生物質を使わなくてはならない時に、効きが悪くなってしまいます。

風邪の時はお風呂に入ってはいけないの?

入浴は免疫力を向上させ、湯気で気道を潤してくれるので、入った方がいいでしょう。但し、37.5℃以上の高熱の時は、更に熱が上がって脱水になったり、頭痛が悪化したりするので、避けた方がいいでしょう。

点滴をして風邪を早く治したいんだけど?

点滴はスポーツドリンクのようなものを直接血管に入れているだけなので、栄養をつけたり体力を上げたりする効果はありません。
消化に優しい栄養価の高い物を食べる方が、効果は高いです。

胃腸かぜの時はどうしたらいいの?

早めに医療機関を受診した方がいいでしょう。
ノロウィルスを含めたウィルス性の感染性胃腸炎の場合は、早くウィルスを体外に出した方がいいので、下痢を止めない方が早く治ります。但し、吐き気があると食べられないので、薬が必要です。脱水になる場合もあるので、点滴が必要なときもあります。

風邪の基本的な治療はどうすれば良いのですか?

風邪の治療の原則は、安静、保温、十分な睡眠です。感冒薬はあくまでも対症療法です。

腸に食べ物を通す事によって免疫力が向上するので、お粥やうどん等の消化に負担のかかりにくい炭水化物を少量でもいいので食べて下さい。インフルエンザ感染の場合は、ミルク等に含まれている中鎖脂肪酸の摂取が肺炎や脳炎等への重症化を抑えてくれます。

眠い時、だるい時に休まないと悪化する可能性があります。風邪のひき始め、すなわちだるい、眠い、寒気がする程度の時には、安静、保温、十分な睡眠をとることが重要です。

ただし、いつもの風邪と症状が違う、もしくは症状が長引いている場合は風邪以外の可能性もありますのでかならず受診してください。

インフルエンザと風邪はどう違うのですか?

一般にインフルエンザは突然38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状で発症しますが、普通のかぜと同様にのどの痛み、鼻汁などの症状も見られことが多いようです。

風邪より重症感が強く、気管支炎、肺炎などを併発することがあります。とくに、高齢者や、呼吸器や心臓などに慢性の病気を持つ人は重症化し、死亡することもありますので、早めに医療機関を受診することが大切です。

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高血圧症

血圧を下げるためには、日常生活ではどのような点に注意すればいいのですか?

血圧を下げるためには、

1)食事の塩分制限(減塩1日6g未満)

2)野菜や果物をしっかりとる

3)食事中の動物性脂質の制限

4)適正な体重の維持(減量)

5)運動

6)アルコールの制限

などが有効と考えられています。ただ、糖尿病や腎臓病の方などでは、果物や野菜のとりすぎや激しい運動が、かえって健康に悪い場合もありますので、注意が必要です。

健康診断で血圧が高いといわれました。すぐにお薬を飲まないといけませんか?

血圧は一日の中でも変動していますし、日によっても変動します。血圧が高いといわれたら、まず毎日自分で血圧を測定すること(家庭血圧測定)が、今後の方針の決定にとても役立ちます。

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消化器

よく胸焼けがしますが、何が考えられますか?

胸焼けは、胃液が食道に逆流することなどで起こります。肥満、過食、食後すぐに横になること、食事の内容(イモ類や脂っこいものなど)、アルコール摂取などが誘因となります。

食道と胃の境にヘルニアがあれば、おきやすくなります。たまに症状がある程度ならば様子を見ていてもよいかもしれませんが、繰り返すようなら一度内視鏡検査が必要です。

稀に食道がんなどでも胸焼けを主訴とすることがありますので、繰り返すようならかならず内視鏡検査をお受け下さい。

症状がひどい場合は、食道炎などを合併している可能性が高くなります。食道炎をおこし、症状が強ければ薬物療法が必要となります。

今は良い薬があるので、症状のコントロールは難しくありませんが、薬物を中止すると再発しやすいようです。

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ケガ

包丁で指先を切ってしまって出血が止まらない!対処方は?

包丁で指先を切ってしまって出血が止まらない!こんな時、どうしますか?指の付け根を輪ゴムできつく締めて…なんてのは大間違いです!

日常起きる外傷の出血は、ほとんどが静脈性です。体の深いところに動脈があり心臓から離れる方向に血液が流れます。そして末梢で静脈に変わり、浅いところを心臓に向かって流れます。指を切った場合に、指の付け根を締めつけますと、この浅い静脈が遮断され血液が心臓に戻れません。

ですから、むしろ出血は止まりづらくなります。 では、どうしたらよいか。それは出血部の直接圧迫です。じわじわと出血している箇所にタオルやティッシュペーパーを当てて圧迫するのです。

圧迫時間は約10分ですが、止まらない場合でも圧迫していれば変化は出てきますので、根気よく圧迫を続けてください。あわよくば病院に着くまでに止血しているはずです。

指先や、顔面・頭部はもともと血管が豊富で、出血が止まりにくい部位です。顔面のキズの出血に対して首を締める人はさすがにいませんが、指のキズの場合は結構多いです。

くれぐれも根元を締めないつけないよう気をつけましょう。もちろん、消毒はしないように!

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